真珠が店頭に並ぶ前に、調色という技法をほどこされることがあります。
では、調色とはどのようなことを行うのでしょうか。
ほとんどのアコヤ養殖真珠は、店頭に並ぶ前にさまざまな加工をほどこされています。
それは、染み抜き漂白、調色です。
染み抜き漂白は、過酸化水素水にアルコールや水を加えたものに真珠を浸し、可視光線を当てる方法で行います。
染み抜き漂白を行った後に、調色という技法がおこなわれます。
調色とは、ひとことで言うと色をつけることです。
色をつける技法として、染色と着色があります。
染色というと、しっかり着色しているようなイメージがありますが、調色の場合の染色は着色とは違って、真珠の
輝きをより引き出すためにわずかに行うことという定義がされています。
染色に用いられるのは、赤色系色素または染料です。
これを使って、ごく軽度に真珠の色調を改調するのが調色です。
一方、着色の場合は、染料以外の化学薬品をもちいて、真珠の色をまるっきり変えてしまうことです。
たとえば、硫酸銀をもちいて黒色に変色したり、ヨード化合物を用いて黄色く染めたりします。
真珠の色調をゴージャスにするために行われる色の調整のことを調色、真珠の色をまるっきり違うものにしてしま
うものを着色といって区別しているようです。
調色はエンハンストメント(改良)に含まれ(色素や光沢の改良のための加熱や、染みや色素の除去のための漂白
もエンハンストメントに含まれる)、着色はトリートメント(改変)に含まれます。
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